膿腫瘍

膿腫瘍 ・どんな病気 頭蓋の内側に出来る腫瘍の総称で、髄膜腫、下垂体腺種、神経鞘腫などの良性のものと、神経膠腫などの悪性のものがあります。 また、乳がんや肺がんから転移したものもあります。転移性のもの意外の腫瘍を原発性脳腫瘍といいますが、発病…

脳出血

脳出血 ・どんな病気 脳血管で動脈硬化が進行すると、血液の圧力により動脈瘤が生じることがあります。 それが高血圧などが原因となり、もろくなった部分が破れて出血する。 これが脳出血です。 出血はしばらくすると固まりますが、それが周囲の脳組織を圧迫…

脳梗塞

脳梗塞 ・どんな病気 動脈硬化の進行などにより脳血管の内径が狭くなり、そこに血液などの固まり詰まって、そこから先への血流が途絶えるものです。 血管の狭窄部に血液の固まりができて詰まる場合を脳血栓、ほかの場所で出来たものが運ばれて詰まる場合を脳…

セカンドオピニオンを上手にしよう

セカンドオピニオンを上手にしよう 検査をうけて確定診断がでると、それに応じた治療方針が示されます。 主治医から良く説明をうけてもなお、その確定診断や治療方針に対して、納得が出来ないとか、疑問を払拭出来ないと言うような事もあります。 そのような…

2段階の検査でともに陽性なら、エイズ感染が確定する

2段階の検査でともに陽性なら、エイズ感染が確定する ・ヒト免疫不全ウイルス 1、どんな検査? HIVが、エイズ(AIDS=後天性免疫不全症候群)の原因となるウイルス。この、免疫機能を破壊するウイルスの有無を探る検査。 2、異常値を示す主な病気 エイズ(後天…

HCV感染に気づかないと、肝硬変・肝臓がんに至る恐れが!

HCV感染に気づかないと、肝硬変・肝臓がんに至る恐れが! ・C型肝炎ウイルス 1、どんな検査? C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査。ウイルスの検出が難しいため、それに対する抗体の有無を調べる。 2、異常値を示す主な病気 急性C型肝炎、慢…

ウイルスそのものではなく、その存在の証拠をとらえる検査

ウイルスそのものではなく、その存在の証拠をとらえる検査 ・B型肝炎ウイルス 1、どんな検査? B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査。実際には、ウイルス(抗原)とそれに対する抗体の有無を調べる。 2、異常値を示す主な病気 急性B型肝炎、慢…

子宮頸がんを発見するための最初に行われる検査

子宮頸がんを発見するための最初に行われる検査 ・子宮頸部細胞診 1、どんな検査? 子宮頸がんを発見するため、子宮頸部の細胞を採取して、異常細胞が存在するかどうかを調べるためにおこなれる検査。 2、異常値を示す主な病気 子宮頸がん 主な対象臓器 子宮…

前立腺がんの早期発見にも役立つ優れた腫瘍マーカー

前立腺がんの早期発見にも役立つ優れた腫瘍マーカー ・[腫瘍マーカー]PSA 1、どんな検査?PSAは、前立腺にだけ存在する糖タンパクの一種。前立腺がんなどによりその血中濃度が上昇するので、その診断に活用する。 2、異常値が示す主な病気[高値のみ]前立腺が…

消化器系がん、とくに膵臓がんの診断や経過観察に役立つマーカー

消化器系がん、とくに膵臓がんの診断や経過観察に役立つマーカー ・[腫瘍マーカー]CA19-9 1、どんな検査? CA19-9は、膵臓がんを中心とした消化器系のがんが発生すると、血清中に増加してくる物質。とくに膵臓がんの診断に活用される。 2、異常値を示す主な…

肝臓がん・肝臓疾患の特異的なマーカー

肝臓がん・肝臓疾患の特異的なマーカー ・[腫瘍マーカー]AFP 1、どんな検査? AFPは、妊娠早期の胎児の肝臓で作られるたんぱく質。原発性肝臓がんのほとんどで検出されるので、マーカーとして活用する。 2、異常値を示す主な病気[高値のみ] 原発性肝臓がん、…

がんの種類の特定は無理でも、その存在を強く伝える腫瘍マーカー

がんの種類の特定は無理でも、その存在を強く伝える腫瘍マーカー ・[腫瘍マーカー]CEA 1、どんな検査? CEAは、胎児の腸管だけに見られる糖タンパクの一種。大腸がん、など各種がん細胞からも産生されるので、マーカーとして活用する。 2、異常値を示す主…

◆主な腫瘍マーカー(パート2)

◆主な腫瘍マーカー(パート2) ※腫瘍マーカーの検査結果だけで確定診断を出すことはありません。多くは、がんの経過観察や治療効果の確認、再発の判定などに活用されています。 名称:フェリチン基準値:男性16~275ng/ml女性5~140ng/ml高値で疑われる主な病…

◆主な腫瘍マーカー(パート1)

◆主な腫瘍マーカー(パート1) ※基準値は、検査法や検査実施施設、医師の考え方などにより異なります。 名称:AFP(α-フェトプロテイン)基準値:20.0ng/ml以下高値で疑われる主な病気:原発性肝臓がん、肝芽腫、卵黄膿腫瘍、肝硬変、回復期の劇症肝炎、転移性肝…

血清中の特定の物質をチェックしてがんの存在を”ある程度”確認する

血清中の特定の物質をチェックしてがんの存在を”ある程度”確認する ・主な腫瘍マーカー 1、どんな検査? がんが発生すると血液中に増加してくる物質を測定して、がんの発病の発見や治療効果の確認などのために活用する。 2、異常値を示す主な病気別記事「◆主…

ぶどう糖負荷試験を行えば、糖尿病であるかどうかがわかる!

ぶどう糖負荷試験を行えば、糖尿病であるかどうかがわかる! ・ぶどう糖負荷試験 1、どんな検査? ぶどう糖75gの水溶液または同等の液を飲み、血糖値の推移を見る。糖尿病の確定診断をする目的で実施する検査。 2、異常値を示す主な病気 [高値]糖尿病、甲状…

触診では確認できないような微小ながんも発見できる検査

触診では確認できないような微小ながんも発見できる検査 ・マンモグラフィー 1、どんな検査? 乳がんを発見する検査。 専用の検査機器にある2枚の圧迫板で乳房をはさんで押し広げ、上下・左右からX線撮影をする。 2、異常所見を示す主な病気 乳がん、乳腺腺…

脳血管障害やがんの発見に大きな威力を発揮する!

脳血管障害やがんの発見に大きな威力を発揮する! ・SPECT/PET 1、どんな検査? 核医学検査の一種。投与した放射性同位元素の分布をとらえて、さまざまな角度からの断層画像を得られるようにしたもの。 2、異常値を示す主な病気 脳血管障害、脳腫瘍、パーキ…

おしっこの通り道の異常を相対的にチェックする

おしっこの通り道の異常を相対的にチェックする ・腎盂造影 1、どんな検査? ひじの静脈から点滴により注入されるなどした造影剤が、肝臓、尿管、膀胱と流れていく家庭を追い、5分おきにX線撮影する。 2、異常値を示す主な病気 肝臓がん、腎盂尿管腫瘍、膀胱…

3つの方法を使い分けて総胆管に生じた異常を診断する

3つの方法を使い分けて総胆管に生じた異常を診断する ・胆管胆嚢造影 1、どんな検査? 胆汁の通り道である総胆管の異常を調べる検査。総胆管に造影剤を注入し、超音波やX線により画像を得て調べる。 2、異常値を示す主な病気 総胆管結石、胆嚢結石、胆石、胆…

血管の状態がひと目でわかる”血管専門”の検査法

血管の状態がひと目でわかる”血管専門”の検査法 ・血管造営 1、どんな検査? 血管に造影剤を注入し、検査対象となる部位の動脈や毛細血管、静脈を、連続的にX線撮影して、血管や周辺組織の異常を確認する。 2、異常値を示す主な病気 脳血管狭窄、脳動脈瘤、…

管状の臓器の奥まで入り込み、病変部の状態をつぶさに観察する

管状の臓器の奥まで入り込み、病変部の状態をつぶさに観察する ・内視鏡 1、どんな検査? 先端にレンズなどのついたファイバースコープを口や校門などから挿入し、病変部を目視またが撮影して、病気の状態を確認する。 2、異常値を示す主な病気 気管支炎、肺…

強力な時期で水素原子を刺激し、その反応をとらえて精密に画像化する

強力な時期で水素原子を刺激し、その反応をとらえて精密に画像化する ・磁気共鳴断層撮影 1、どんな検査? 体内の水素原子は、強い磁場の中で共鳴現象を起こし、ラジオ波を発する。それらをとらえて、コンピューターにより解析する。 2、異常値を示す主な病…

体内の小さい病巣でも、立体画像で発見が可能に!

体内の小さい病巣でも、立体画像で発見が可能に! ・コンピューター断層撮影 1、どんな検査? 横になって、ガントリーと呼ばれる装置に入り、X線をらせん状に照射して断層画像を合成する。 2、異常値を示す主な病気 脳梗塞、脳出血などの脳血管障害、頭部の…

体への悪影響も痛みもないので、誰でも何度でも行える画像検査

体への悪影響も痛みもないので、誰でも何度でも行える画像検査 ・超音波(エコー) 1、どんな検査? 体にプローブ(探触子)を当てて超音波を発信し、臓器から反射してきた信号(エコー)を再びプローブで受信して画像化する 2、異常値を示す主な病気 各種のがん…

消化管の内側の形状が手に取るようにわかる検査

消化管の内側の形状が手に取るようにわかる検査 ・消化管X線造影 1、どんな検査? 消化管に造影剤を注入してX線撮影する。上部消化管造影と、下部消化管造影が基本で、上部造影後、小腸を撮影する事もある。 2、異常値を示す主な病気 [上部]食道がん、胃がん…

血管を直接見て観察できるのは、眼底検査以外にない

血管を直接見て観察できるのは、眼底検査以外にない ・眼底 1、どんな検査? 眼底鏡または眼底カメラを使い、動向を通して肉眼の内部を直接観察する検査。眼底部の網膜や視神経などの組織の状態を調べる。 2、異常値を示す主な病気 網膜剥離、眼底出血、緑内…

大腸がんのスクリーニング検査として、便潜反応検査が広く普及している

大腸がんのスクリーニング検査として、便潜反応検査が広く普及している ・便潜血反応 1、どんな検査? 便に血が混じっていたら、消化、吸収器官に病気が起きている恐れがある。この検査により、それらの病気の有無を調べる。 2、異常値を示す主な病気 [ター…

2種類のアミラーゼを2つの視点からチェックする

2種類のアミラーゼを2つの視点からチェックする ・アミラーゼ(尿/血清) 1、どんな検査? 消化酵素の一種であるアミラーゼの分泌組織などに障害が起きると、血液や尿への流出量が変化する。その障害の有無を探る検査。 2、異常値を示す主な病気 [高値]急性膵…

尿の酸性度変化の原因は、病気のほか日常生活の中にも存在する

尿の酸性度変化の原因は、病気のほか日常生活の中にも存在する ・尿pH(ペーハー) 1、どんな検査? pHは水素イオン濃度の略称で、酸性度ともいう。尿pHの測定により、腎臓や肺の機能異常の有無を探る。試験紙を用いて行う。 2、異常値を示す主な病気 [高値]呼…