2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

昔は結核の検査、現在は炎症などの補助的検査

昔は結核の検査、現在は炎症などの補助的検査 ・赤血球沈降速度 1、どんな検査?抗凝固剤を混ぜた血液をガラス管にとり、 1時間後に赤血球がどれだけ沈むかを調べる。 2、異常値を示す主な病気[高値]貧血、肺炎、扁桃炎、腎盂腎炎、膠原病など[低値]赤血球増…

貧血の原因や種類の判別に3つの指標から肉薄する

貧血の原因や種類の判別に3つの指標から肉薄する ・赤血球恒数(赤血球指数) 1、どんな検査?赤血球の状態から、 貧血の種類などを調べる検査。 赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値をもとにして算出する 2、異常値を示す主な病気溶血性貧血、再生不…

数値が30%以下になっていたら、すみやかな治療開始が必要になる

数値が30%以下になっていたら、すみやかな治療開始が必要になる ・ヘマトクリット(Ht) 1、どんな検査?血液中に含まれる赤血球の割合を調べる。 遠心分離器により血液(ヘマト)を血漿と固形成分に 分離(クリット)して測定する。 2、異常値を示す主な病気[高値…

数値が大幅に低い人は航空機の利用を慎重に

数値が大幅に低い人は航空機の利用を慎重に ・ヘモグロビン量 1、どんな検査?ヘモグロビンは赤血球の主要成分で、酸素と二酸化炭素の運搬役。この検査により、血液の酸素運搬能力がわかる。 2、異常値を示す主な病気[高値]赤血球増多症など[低値]鉄欠乏性貧…

貧血をチェックする代表的スクリーニング検査

貧血をチェックする代表的スクリーニング検査 ・赤血球数 1、どんな検査?血液1μl中に含まれる、赤血球の数を調べる。 これにより、酸素運搬能力の異常や体内出血などの病気の有無を探る。 2、異常値を示す主な病気 [高値]赤血球増多症など[低値]鉄欠乏性貧…

肺機能検査で異常値が出たら、愛煙家は禁煙が必要になる

肺機能検査で異常値が出たら、愛煙家は禁煙が必要になる ・肺機能 1、どんな検査?スパイロメーター(測定器)に思い切り息を吹き込む。 その空気の量や、吹き込み速度と量の関係を測定し、 肺機能の状態を調べる。 2、異常値を示す主な病気[%肺活量]間質性肺…

波グラフの波形の微妙な違いが、心臓のさまざまな異常を知らせる

波グラフの波形の微妙な違いが、心臓のさまざまな異常を知らせる ・心電図 1、どんな検査?心拍をコントロールしている電気信号を、 心電計で調べる。結果はグラフ状の波形で示され、 その形から起きている障害を判断する。 2、異常値を示す主な病気不整脈、…

古くから世界中で利用されてきた胸部の代表的な検査方法

古くから世界中で利用されてきた胸部の代表的な検査方法 ・胸部X線 1、どんな検査?胸部にX線を照射して、画像化する。 骨や心臓、炎症、腫瘍などが白い映像として現れるので、 その形状から病気の有無を調べる。 2、異常値を示す主な病気肺がん、肺炎、肺結…

難聴にめまいを伴っていたら、メニエール病や聴神経腫瘍の疑いも

難聴にめまいを伴っていたら、メニエール病や聴神経腫瘍の疑いも ・聴力 1、どんな検査? 一定の周波数の音を少しずつ大きくしながら受診者に聞かせ、 初めて聞こえた段階の音の強さを、その人の聴力とする。 2、異常値を示す主な病気(高値の場合) [伝音性難…

めがねで矯正しても基準値未満なら、重大な障害が起きている恐れがある!

めがねで矯正しても基準値未満なら、重大な障害が起きている恐れがある! ・視力 1、どんな検査?5m離れた位置から段階的に大きさを変えたCに似た 図形(ランドルト環)や文字の表を見て、 どこまで識別できるかを調べる。 2、異常値を示す主な病気[低値]近視…

高血圧になる理由ははっきりしないが、加齢現象がその有力候補かも

高血圧になる理由ははっきりしないが、加齢現象がその有力候補かも ・血圧 1、どんな検査?心臓の拍動によって生じる血管壁への圧力を調べる。 心臓の機能や血管の状態を知るうえで欠かせない検査の1つ。 2、異常値を示す主な病気[高値]高血圧症、動脈硬化症…

やせているようでも肥満体!?

やせているようでも肥満体!? ・肥満度 1、どんな検査?身長と体重の数値から、肥満の程度を計算する。 肥満している場合は、内臓脂肪型肥満化どうかも確認する事が必要。 2、異常値を示す主な病気 [高値]脂質異常症(高脂血症)、 肥満症、メタボリックシンド…

1回の検査で一喜一憂するのはあまり意味がない

1回の検査で一喜一憂するのはあまり意味がない ・異常値が出たらどうしたらよいか? 健常者の平均的な検査値の範囲を基準値という。 私たちの体には個人差があり、異常値が出たからといって、 必ずしも正常でないとは言えないこともある。検査結果をどう考え…

日常の生活・行動パターンを変えると正しい検査結果が得られないことがある

日常の生活・行動パターンを変えると正しい検査結果が得られないことがある ・検査を受ける前に注意したい事 検査は、その時の体のありのままの状態を調べるもの。 検査の数日前から品行方正な生活をして 検査結果をよくしようとするのは意味がない。 病気の…

根掘り葉掘り尋ねられるのも、正しい診断と治療を実現するため

根掘り葉掘り尋ねられるのも、正しい診断と治療を実現するため ・検査から診断までの一般的な手順は? 一般的に、1つの検査だけで診断ができ、 治療に入れるケースは多くない。 2次検査や精密検査、その他の初見を総合的にみて診断を確定し、 治療に入る。そ…

「自分の体は自分が一番知っている」はまったくあてにならない

「自分の体は自分が一番知っている」はまったくあてにならない ・健康診断の目的は「早期発見・早期治療」に 慢性病などは、発病しても現れにくく、 現れたときにはすでにかなり進行しているケースが多い。 定期検診や人間ドックは、その発病を早い段階でと…

検査と生活指導がセットになった特定健診・特定保健指導という制度

検査と生活指導がセットになった特定健診・特定保健指導という制度 ・特定健診・特定保健指導について知っておこう 2008年4月から導入された特定健診と特定保健指導。 生活習慣病の増加に伴う医療費の増大に歯止めをかけるための制度だが、 受診する側には、…

メタボリックシンドローム、あなたは本当に大丈夫?

メタボリックシンドローム、あなたは本当に大丈夫? ・生活習慣病が急増している 定期健診で再検査の指示が出ても、 自覚症状がないと、つい軽視してしまいがち。 しかし、要注意。近年きゅぞうしている生活習慣病の多くは、 発病初期にはほとんど自覚症状が…