乳がん

乳がん

 

・どんな病気

 

乳房にできるがんで、しこりは固く、
表面に凹凸があり、境界が不鮮明です。


進行すると、しこりの部分の皮膚がへこむ、
乳頭がへこむ、潰瘍ができる、
乳頭から分泌物が出る、
わきの下のリンパ節がはれるなどの症状が現れます。


このがん細胞は、リンパ管や血管を介して肺、
胸膜、骨、肝臓、卵巣などに転移しやすいので、
早期発見がきわめて重要になります。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


・超音波
・CT
マンモグラフィー
MRI
・BCA225
CA15-3
・フェリチン
NCC-ST-439
・TPA
CEA

 

 

《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

メニエール病

メニエール病

 

・どんな病気

 

突然、ぐるぐると回転するように感じるめまいが起こります。


耳鳴りがして、立っていられません。


吐き気や冷や汗を伴うこともあります。


この発作は、30分から数時間続いて、
自然に治ります。


これを繰り返すのですが、
発作の間隔は人によりまちまちで、
1年に1回程度の人もいれば、数日に1回起こる人もいます。


また、その繰り返しのなかで、

聴力が徐々に低下するケースもあります。


これは、内耳を満たすリンパ液が増加して、
内部の圧力が高くなりすぎるために

起こること考えられていますが、
原因の詳細が不明です。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


・血圧
・聴力
・CT

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

緑内障

緑内障

 

・どんな病気

 

眼球内部の圧(眼圧)が高くなり、
視神経の機能が低下して、
視力低下が起こる病気です。


急性緑内障と慢性緑内障があります。


急性の場合、眼痛、頭痛、吐き気を伴って、
視力低下が突然起こります。


夜に起きることが多いのが特徴です。


数日のうちに失明する恐れもあり、
すみやかに対応しなければなりません。


慢性の場合、何となく眼痛を感じているうちに、
視界に入る光源の周囲に虹のようなものが見えるようになります。


慢性のケースでは、老眼や眼精疲労のようにも感じられるため、
適切な対応が遅れる例も少なくありません。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


・視力
・眼底

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

白内障

白内障

 

・どんな病気

 

「白そこひ」ともいい、
水晶体(目のレンズに相当する部分)が濁って
光の透過率が悪くなり、視力が低下する病気です。


視界全体が白っぽくなり、光をまぶしく感じるようになります。


ある程度進行すると、

外見的にも瞳孔が白く濁ってきている様子が分かります。


たいていは、加齢現象のひとつとして現れるものですが、
先天的なもの、目の外傷が原因となるもの、
糖尿病などの全身病の合併症として現れるものなどもあります。


ただし、いずれも場合も、どのような理由で水晶体が白濁するのか、
そのメカニズムははっきりとしていません。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


・視力
・眼底

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫

 

・どんな病気

 

リンパ管やリンパ節のなかで、
リンパ球ががん化、増殖する病気です。


がん化する原因は、良く分かっていません。


初期症状はほとんどなく、
リンパ節のある部分がはれる程度です。


ただ、進行すると倦怠感、発熱、体重減少などの症状が出てきます。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


赤血球
・ヘモグロビン量
ヘマトクリット
・白血球数
・白血球分画
・AST、ALT
γ-GTP
・尿たんぱく
・病潜血
・尿沈渣
・尿比重
・尿pH
・超音波
・CT
・ポリアミ

 

 

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健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

多発性骨髄腫

多発性骨髄腫

 

・どんな病気

 

白血球の一種のリンパ球から分化した形質細胞が、
骨髄内でがん化して増殖するものです。


症状は、そのがんが周囲の骨組織を破壊するために起こります。


そのため、背骨や腰骨が痛んだり、
骨折しやすくなったりします。


また、骨髄の造血症状が現れたりします。


原因ははっきりしませんが、加齢と関係があるようです。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


赤血球
・ヘモグロビン量
・A/G比
・AST、ALT
・尿酸
・尿たんぱく
・病潜血
・尿沈渣
・尿比重
・尿pH

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

白血病

白血病

 

・どんな病気

 

白血球のがんです。


症状の現れ方により、急性白血病と慢性白血病に分けられます。


増殖する白血球の種類により、
それぞれ骨髄性白血病とリンパ性白血病があります。


発病すると、倦怠感や疲労感、顔色不良、
体重減少、おなかのはり、
出血傾向などの症状が現れます。


また、リンパ節がはれたり、
関節痛が出たりすることもあります。


急性の場合は、出来るだけ早く治療を開始しないと、
命にかかわります。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


赤血球
・ヘモグロビン量
ヘマトクリット
赤血球恒数
赤血球沈降速度
・白血球数
・白血球分画
・血小板数
電解質

 

 


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