メニエール病
・どんな病気
突然、ぐるぐると回転するように感じるめまいが起こります。
耳鳴りがして、立っていられません。
吐き気や冷や汗を伴うこともあります。
この発作は、30分から数時間続いて、
自然に治ります。
これを繰り返すのですが、
発作の間隔は人によりまちまちで、
1年に1回程度の人もいれば、数日に1回起こる人もいます。
また、その繰り返しのなかで、
聴力が徐々に低下するケースもあります。
これは、内耳を満たすリンパ液が増加して、
内部の圧力が高くなりすぎるために
起こること考えられていますが、
原因の詳細が不明です。
[主な1次検査・関連検査]
・血圧
・聴力
・CT
《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版
緑内障
・どんな病気
眼球内部の圧(眼圧)が高くなり、
視神経の機能が低下して、
視力低下が起こる病気です。
急性の場合、眼痛、頭痛、吐き気を伴って、
視力低下が突然起こります。
夜に起きることが多いのが特徴です。
数日のうちに失明する恐れもあり、
すみやかに対応しなければなりません。
慢性の場合、何となく眼痛を感じているうちに、
視界に入る光源の周囲に虹のようなものが見えるようになります。
慢性のケースでは、老眼や眼精疲労のようにも感じられるため、
適切な対応が遅れる例も少なくありません。
[主な1次検査・関連検査]
・視力
・眼底
《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版
白内障
・どんな病気
「白そこひ」ともいい、
水晶体(目のレンズに相当する部分)が濁って
光の透過率が悪くなり、視力が低下する病気です。
視界全体が白っぽくなり、光をまぶしく感じるようになります。
ある程度進行すると、
外見的にも瞳孔が白く濁ってきている様子が分かります。
たいていは、加齢現象のひとつとして現れるものですが、
先天的なもの、目の外傷が原因となるもの、
糖尿病などの全身病の合併症として現れるものなどもあります。
ただし、いずれも場合も、どのような理由で水晶体が白濁するのか、
そのメカニズムははっきりとしていません。
[主な1次検査・関連検査]
・視力
・眼底
《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版