メタボリックシンドローム、あなたは本当に大丈夫?

メタボリックシンドローム、あなたは本当に大丈夫?


生活習慣病が急増している

 

定期健診で再検査の指示が出ても、

自覚症状がないと、つい軽視してしまいがち。

 

しかし、要注意。近年きゅぞうしている生活習慣病の多くは、

発病初期にはほとんど自覚症状がないまま進行してしまうからだ。


・「メタボ」は、今や他人事ではない!?


現代人に生活習慣病が増えていることは、

多くの人の知る所です。

 

その生活習慣病の原因として注目を集めているのが

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。

 

厚生労働省によると、40~74歳の男性の2人に1人、

女性の5人に1人が、メタボリックシンドロームかその予備軍だとされています。

もはや他人事ではすまない状況です。

 

 

・症状が無くても安心は出来ない


生活習慣病の多くは、発病初期には自覚症状を伴いません。

その発病をとらえる大切な機会が、健康診断です。

定期検査などで何らかの異常が指摘されたら必ず再検査を受け、

早期に治療を始めましょう。


◆こんな状態がメタボリックシンドローム
(メタボリックシンドローム診断基準検討委員会による)

 

【必須条件】
男性の場合はウエスト85センチ以上
女性の場合はウエスト90センチ以上

※計測は、立って、おへその位置の腹囲を調べます。

【その他の状況】
以下の1~3のうち、2項目以上が当てはまる。

1、脂質代謝異常
 血清中性脂肪値=150㎎/dl以上ある(中性脂肪)
 または/かつ
 血清HDLコレステロール
 =40㎎/dl未満である(HDLコレステロール

2、糖代謝異常
 空腹時血糖値=110㎎/dl以上である(血糖)

3、高血圧(血圧)
 収縮期血圧=130mmHg以上ある
 または/かつ
 拡張期血圧=85mmHg以上ある

【上記内容が該当する場合】
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)


ここをチェック!

ある報告によると、

健康診断で指摘された人のうち、

約3割の人が再検査を受けていないとのこと。

それらの人は、病気発見のチャンスをみずから放棄しているようなもの。

必ず再検査を受けましょう。

 

《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版