膀胱炎

膀胱炎

 

・どんな病気

 

大腸菌などが尿道を介して膀胱に入り、炎症を起こします。


排尿痛、頻尿、残尿感、血尿などの症状があります。

 

膀胱炎には、急性と慢性があります。


急性膀胱炎には、女性に多く見られます。


これは、経路となる尿道が、
男性より女性のほうが短いからだと考えられています。


膀胱の働きが低下している人や、
排尿を我慢する状態がたびたびある人に多く、
また性行為により感染する場合もあります。

 

慢性膀胱炎は、感染菌が薬物に強い耐性をもっている場合などに生じるものです。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


・尿潜血
・尿沈渣
・尿pH
・超音波

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

腎不全

腎不全

 

・どんな病気

 

腎臓への血流不足、糖尿病など、

さまざまな理由により腎機能が著しく低下するもので、
急性と慢性があります。


急性の場合は、

無尿、乏尿、むくみ、倦怠感、頭痛、動機などが急速に現れます。


慢性の場合も、

ある程度進行すると同様の症状が徐々に現れてきます。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


赤血球
赤血球沈降速度
・白血球数分画
・血小板数
・血清総たんぱく
・血清乳酸脱水素酵素
尿素窒素
クレアチニン
電解質
・尿たんぱく
・尿潜血
・尿沈渣
・尿pH
・超音波

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

腎臓がん

腎臓がん

 

・どんな病気

 

尿細管上皮や腎盂、腎杯から発生するがんです。


ある程度進行するまで、自覚症状はほとんどありません。


脇腹に生じるはれや鈍痛、血尿などが現れたら、
かなり進行しているものと考えます。

 

また、このがんは転移しやすいため、
発生が確認されたら、その点についての注意も必要になります。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


赤血球
赤血球沈降速度
・血清総たんぱく
尿素窒素
クレアチニン
電解質
・尿潜血
・超音波
・CT
内視鏡
・血管造影
腎盂腎炎
・β2-m

 

 

《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

腎盂腎炎

腎盂腎炎

 

・どんな病気

 

最近が¥膀胱から入り込んで腎臓の腎盂や腎皮質に至り、
感染して炎症を起こすものです。


また、結石や尿管狭窄などにより尿の流れが悪くなり、
最近が繁殖するケースがあります。


腎盂腎炎には、急性と慢性があります。


急性の場合、突然、悪寒を伴って高熱がでて、
感染している側の腰や背中に鈍痛が生じます。


吐き気、嘔吐、排尿痛、頻尿、血尿を伴うこともあります。


再発を繰り返すと、慢性腎盂腎炎に移行します。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


赤血球沈降速度
・白血球数
クレアチニン
電解質
・尿潜血
・尿沈渣
・尿pH

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群

 

・どんな病気

 

肝臓の糸球体の異常により、
尿にたんぱくが異常にでてしまう病気です。


そのため、尿たんぱくが上昇するのに対して、
血清たんぱくは低下します。

 

代表的な症状は、強いむくみです。


原因ははっきりしていませんが、
免疫や代謝の異常がかかわっていると考えられています。


とくに糖尿病の合併症である糖尿病腎症は、
続発性ネフローゼ症候群をもたらします。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


・血清総たんぱく
・A/G比
尿素窒素
クレアチニン
電解質
・尿たんぱく
・尿潜血
・尿沈渣
・尿比重
・尿pH

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)

慢性腎炎(慢性糸球体腎炎)

 

・どんな病気

 

腎臓に慢性的な炎症がある病気の総称です。


急性腎炎がきちんと治りきらずに、
慢性化するケースもありますが、
例としては少なく、多くの場合、
原因は不明です。


自覚症状はほとんどない場合が多いのですが、
むくみ、血尿、たんぱく尿、
高血圧などを伴うことがあります。


ただ、重症なら腎不全を起こすこともあります。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


・血圧
・血清総たんぱく
尿素窒素
クレアチニン
電解質
・尿たんぱく
・尿潜血
・尿沈渣
・尿比重
・超音波
・CT
内視鏡
腎盂造影

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版

急性腎炎(急性糸球体腎炎)

急性腎炎(急性糸球体腎炎)

 

・どんな病気

 

多くは、3~5歳のこどもに起きる病気で、
1~2週間前に偏桃炎、肺炎、猩紅熱などの
溶血性連鎖菌(溶連菌)などによる感染症にかかっています。


溶連菌に対する抗体ができ、
抗原と抗体が結合した物質が腎臓の糸球体に引っかかることにより、
炎症が起こるものです。


発病後1~2週間で、、血圧上昇が生じますが、
大人では無症状の場合もあります。

 

 

[主な1次検査・関連検査]


赤血球沈降速度
・血清総たんぱく
尿素窒素
クレアチニン
電解質
・尿たんぱく
・尿潜血
・尿沈渣
・尿比重

 

 


《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版