結石
結石
・どんな病気
胆嚢や胆管、泌尿器系の臓器では、
石のような固まりが出来ることがあります。
これを、結石といいます。
胆嚢や胆管に出来るものが胆石です。
また、泌尿器系の各所に出来るものを尿路結石といいます。
尿路結石は、上部尿路結石と下部尿路結石に分類されています。
上部尿路結石には、腎結石(腎杯結石、腎盂結石)と
尿管結石が、また下部尿路結石には、膀胱結石と尿道結石があります。
症状は、激痛を伴うものと無症状のものがあります。
胆石の主要成分は、コレステロールです。
胆汁に溶け込んでいるコレステロールが飽和状態になり、
結晶化するものです。
尿路結石の成分にはいくつかの種類がありますが、
ほとんどはカルシウムとシュウ酸です。
尿路結石の多くは腎臓の腎杯というところで形成されます。
それが腎盂に流されたり、尿管や膀胱にひっかかったりして成長します。
膀胱では、そのタイプの結石のほか、膀胱事態に生じるものもあります。
尿道結石は、それらがさらに流されてきて、尿道にとどまるものです。
[主な1次検査・関連検査]
・赤血球数
・ヘモグロビン量
・ヘマトクリット
・白血球数
・AST、ALT
・γ-GTP
・血清乳酸脱水素酵素
・クレアチニン
・ビリルビン
・尿酸
・尿たんぱく
・尿潜血
・尿沈渣
・尿アミラーゼ
・超音波
・CT
・MRI
・胆管胆嚢造影
・腎盂造影
《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版