肺気腫
・どんな病気
肺は呼吸をするための臓器ですが、
もう少し具体的にいうと、
肺のなかに無数にある肺胞という小さな袋状の組織が、
酸素と二酸化炭素の交換を行っています。
その肺胞の壁が壊れて、隣り合った袋が合体し、
大きな袋になっていくのが、肺気腫です。
この変化の一方で、肺胞は本来もっている柔軟性を失っていきます。
そのため、徐々に呼吸困難の症状が進行します。
たいていの場合、慢性気管支炎を併発しているため、
慢性閉塞肺疾患(COPD)と呼ばれています。
最大の原因は、長期にわたる喫煙習慣です。
[主な1次検査・関連検査]
・胸部X線
・肺機能
・電解質
・赤血球数
・白血球数
《参考資料》
健康診断の検査値がとことんわかる事典 最新版